デジタルサイネージの不具合というと、電源トラブルや部品故障を想像されることが多いのですが、保守の現場では「静電気」が原因と考えられるトラブルも少なくありません。
湿度が50%以上であれば、静電気は発生いたしませんが、乾燥しやすい季節や、屋内外の温度差が大きい環境では、知らないうちに静電気が蓄積し、電子部品に悪影響を与えています。目に見えないため軽視されがちですが、静電気は確実にサイネージの安定稼働を脅かす要因の一つです。

静電気対策が不十分な場合に起こりやすいトラブル
静電気対策が行われていない環境では、制御基板や電源部、通信系回路に瞬間的な過電圧が加わることがあります。その結果、突然のフリーズ、再起動の繰り返し、表示の乱れ、通信断といった不具合が発生します。さらに厄介なのは、静電気によるダメージが「即時故障」ではなく、部品内部の劣化として蓄積され、数か月後・数年後に故障として表面化するケースが多い点です。原因特定が難しく、結果的に復旧までに時間とコストがかかる傾向があります。

保守作業時の静電気が機器寿命を縮めるリスク
設置や点検、修理といった保守作業中も、静電気リスクは常に存在します。人体に帯電した静電気が、コネクタ接続時や基板への接触時に放電されることで、電子部品に微細な損傷を与えることがあります。このようなダメージはその場では問題なく動作していても、後に「原因不明の故障」として現れることがあります。静電気対策を行わないままの保守作業は、サイネージ本来の寿命を縮めてしまう要因になりかねません。


安定運用のために欠かせない静電気対策という考え方
サイネージを長期間、安定して運用するためには、静電気対策を「特別なこと」ではなく「当たり前の保守品質」として考えることが重要です。導電マットの使用、アースの確保、作業環境の湿度管理など、基本的な対策を行うだけでも、トラブル発生率は大きく低下します。静電気対策はコスト削減策でもあり、結果としてダウンタイムの低減や保守費用の抑制につながります。お客様の大切なサイネージを守るためにも、静電気対策の重要性をご理解いただきたいと、私たちは現場から強く感じています。
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