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LEDビジョンの明るさ(cd/m2)とは?屋内・屋外の適正値と時間帯別の運用基準を解説!

LEDビジョンを導入する際、サイズや画質(ピッチ)と同じくらい重要なのが「画面の明るさ(輝度:きど)」です。

せっかく高価な機器を設置しても、周囲の太陽光に負けて画面が真っ白に見えなくなってしまったり、逆に夜間に眩しすぎて近隣からクレームが来てしまったりするトラブルは少なくありません。

たかむら

本記事では、明るさの単位である「cd/m2(カンデラ)」の基本から、設置場所ごとの適正値、そして屋外ビジョンの設計で絶対に知っておきたい「時間帯に応じた最適な輝度の運用基準」まで、プロの目線で分かりやすく解説します!

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目次

LEDビジョンの明るさを表す単位「cd/m2(カンデラ)」とは?

cd/m2(カンデラ毎平方メートル)の基本的な意味

LEDビジョンの仕様書を見ると、明るさの項目に「cd/m2」という単位が必ず記載されています。

これは日本語で「カンデラ毎平方メートル」と読み、業界では「nits(ニッツ)」と呼ばれることもあります。
イメージしにくい専門用語ですが、シンプルにお伝えすると以下の通りです。

【cd/m2(カンデラ)のカンタンなイメージ】

  1cd/m2 =「1メートル×1メートルの正方形の中に、ローソク1本を灯した明るさ」

  つまり……

  ・500 cd/m2 ──> ローソク約500本分の明るさ

  ・5,000 cd/m2 ─> ローソク約5,000本分の圧倒的な明るさ!

この数値が大きければ大きいほど、強い光を放つ「明るい画面」ということになります。

身近な機器との明るさの違い

私たちが普段見ている液晶テレビやスマートフォンの画面と比べると、LEDビジョンがどれほど強力な明るさを持っているかがよく分かります。

一般的な液晶テレビ

約150~400 cd/m2(部屋の中で見るための優しい明るさ)

スマートフォンの画面

約500~1,000 cd/m2(外で画面が見えなくならないよう、外光に合わせて一時的に明るくなります)

屋外用LEDビジョン

約5,000~7,000 cd/m2(直射日光が当たってもビクともしない強烈な明るさ!)

設置する場所(部屋の中か、屋外か)の光の強さに合わせて、この数値を正しく選ぶことがLEDビジョン選びの第一歩です。

【場所別】LEDビジョンの最適な明るさ(適正値)

LEDビジョンは周囲の環境よりも画面が十分に明るくなければ、人間の目には認識しづらくなります。

プロが設計現場で基準にしている「設置場所ごとの適正値」がこちらです。

【設置場所ごとの輝度適正値】

 [屋内(オフィス・店舗内)] ─> 350 ~ 700 cd/m2

 [半屋外(ウィンドウ越し)] ─> 1,000 ~ 2,500 cd/m2

 [屋外(ロードサイド等)]   ─> 4,000 ~ 7,000 cd/m2

1. 屋内設置(オフィス・店舗内など)の適正値:350~700 cd/m2

照明の整ったオフィスや、一般的な店舗の中に設置する場合は、350~700 cd/m2で十分に綺麗に見えます。

これ以上明るくしてしまうと、近くで見るお客様の目がチカチカしてしまい、逆効果になるため注意が必要です。

2. 半屋外設置(ショーウィンドウ越しなど)の適正値:1,000~2,500 cd/m2

「設置は室内だけど、ガラス越しに外の道路に向けてアピールしたい」というケースです。

ここには必ず1,000 cd/m2以上(できれば2,000 cd/m2前後)の「高輝度モデル」を選んでください。

ごく普通の屋内用ディスプレイ(350 cd/m2程度)を置いてしまうと、太陽光や外の明るさに完全に負けてしまい、外からは画面が真っ暗にしか見えなくなります。

3. 屋外設置(ビル壁面・ロードサイドなど)の適正値:4,000~7,000 cd/m2

雨風にさらされる屋外や、直射日光がガンガン当たる場所に設置する場合は、圧倒的なパワーを持つLEDビジョンの出番です。

適正値は4,000~7,000 cd/m2。これだけの輝度があって初めて、真夏のカンカン照りの下でも、色鮮やかで目立つ映像を通行人に届けることができます。

【プロが伝授】屋外サイネージにおける「時間帯別」の最適な輝度運用基準

現場管理 川越

「屋外用だから、いつでも一番明るい7,000 cd/m2で流しておけばいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、それは大きな間違いです。

昼間は太陽に負けない明るさが必要ですが、周囲が暗くなる夜間にそのままの明るさで点灯させると、眩しすぎて周囲の迷惑(光害:ひかりがい)となってしまいます。

最悪の場合、近隣住民からのクレームや、ドライバーの目を眩ませる交通リスクに繋がり、警察や自治体から指導が入ることもあります。

屋外サイネージの設計・運用における、時間帯に応じた最適な輝度(cd/m2)の運用基準は以下の通りです。

時間帯・天候別の具体的な輝度設定目安

| 時間帯・天候 | 周囲の状況 | 最適な輝度の運用基準(目安) | 運用のポイント |

| 昼間(晴天時)| 直射日光が強い | 5,000 ~ 7,000 cd/m2(100%出力)| 太陽光に負けないよう、ビジョンの能力を最大限に発揮させて視認性をキープします |

| 曇りの日・夕方 | 周囲が少し薄暗い | 2,500 ~ 4,000 cd/m2(50?60%出力)| 外が暗くなってきた分、画面の明るさを少し抑えることで、人間の目にちょうど良い見え方に調整します |

| 夜間(日没後)| 周囲が真っ暗 | 300 ~ 800 cd/m2(5~10%出力) | 昼間のままだと大迷惑になります。多くの自治体の景観条例やガイドラインでも、夜間は500 cd/m2以下(または800 cd/m2以下)に制限するよう定められているため、大幅に減光します |

賢く自動調整する「環境光センサー」の導入がおすすめです。

たかむら

「毎日、朝と夜に手動で明るさを切り替えるなんて無理だ……」と思われた方もご安心ください!

実際の屋外サイネージ設計では、「環境光センサー(調光センサー)」という小さな部品をLEDビジョンに搭載するのがプロの標準仕様です。

スマートフォンの画面が、暗い部屋に入ると自動で優しく暗くなるのと同じ仕組みを、大型ビジョンにも導入します。

これにより、センサーが空の明るさの変化(リアルタイムの天気や日没)を感知し、自動で100%から5%まで、最適な明るさに無段階でコントロールしてくれます。

明るさ選びと運用で失敗しないための2つの注意点

注意点1:地域の「屋外広告物条例」を必ずチェックする

多くの地方自治体では、美しい景観を守り、交通安全を確保するために、夜間にデジタルサイネージが出せる明るさ(輝度制限)を条例で厳しく決めています。

設計段階で「環境光センサーをつけて、夜間は〇〇cd/m2以下に自動で落とす仕様にする」という計画を自治体に申請し、許可をもらうプロセスが必要になるため、これらを熟知した業者選びが大切になります。

注意点2:輝度の上げすぎは「寿命」を縮め「電気代」を上げる

画面を常に100%の最大輝度で光らせ続けると、LED素子に大きな熱負荷がかかり、機器の寿命(ドット抜けなど)を早めてしまいます。

また、電力を余計に消費するため電気代も高くなります。

環境光センサーを使い、夕方や夜間、曇りの日に適切に輝度を落とす運用(適切な輝度コントロール)を行うことは近隣への配慮だけでなく、「電気代の大幅な節約」と「機器の寿命をグンと延ばす」という、自社にとっても極めて大きなメリットに直結するのです。

設置環境に合わせた輝度コントロールでサイネージの価値を最大化するために。

デジタルサイネージ・LEDビジョンの明るさ(cd/m2)は、「昼は太陽に負けないパワー、夜は環境に溶け込む優しさ」を両立させることが運用成功の絶対条件です。

ただスペックが高い(明るい)だけの機種を選ぶのではなく、設置する場所が「屋内なのか、ガラス越しなのか、完全な屋外なのか」を見極め、時間帯ごとに賢くコントロールできる運用システムを整えましょう。

無料相談をお気軽にご利用ください。

リデュースビジョンでは、設置場所の日当たりや時間帯ごとの交通量を綿密に計算し、最も集客効果が高く、かつ近隣トラブルを起こさない最適な輝度設計をご提案しております。

環境光センサーによる自動調光システムの構築はもちろん、全国の地域特性や各自治体の景観条例への対応まで、プロの目線からトータルでサポートいたします。

「うちの設置場所だと何カンデラ必要?」

「夜間のクレーム対策をしっかり施したい」

というご相談もお気軽にどうぞ。

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たかむら

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