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LEDビジョンに種類があるCOB・SMD・GOB技術の違い

LEDビジョンの画質や耐久性、寿命を大きく左右するのが、LEDチップを基板に固定する「パッケージング技術」です。

LEDビジョンにおけるCOB(Chip On Board)、SMD(Surface Mounted Device)、およびGOB(Glue On Board)は、それぞれ異なる技術を採用しており、それぞれが特定の用途や条件に適しています。

現場管理 川越

現在、市場の主流となっている「SMD」「COB」「GOB」の3つの技術について、仕組みと違いを分かりやすく解説します。

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目次

COB・SMD・GOBの仕組みと技術的な違い

COB・SMD・BOGの仕組みの違いを解説するイラスト
スクロールできます
特徴メリットデメリット
COB(Clip On Board)の構造を示すイラスト1mm以下の極小ピッチを実現できるため、「超高精細ディスプレイ」に採用されます。LED同士の間隔を限界まで狭めることができ、美しい映像(4K・8Kなど)を実現。防水・防塵・耐衝撃性に極めて優れています。コストが高く、不具合が起きた際の部分修理が難しい。
モジュールごとに交換対応になるケースが多い。
SMD(Surface Mount Device)の構造を示すイラスト現在流通しているLEDビジョンの大半に採用されている最もスタンダードな技術です。コストが抑えられる
均一性・視野角に優れる
ドット抜けをハンダ付けで補修可能
LED基盤が露出しているため、衝撃に弱くものをぶつけると灯体がぽろっと脱落しやすい
GOB(Glue On Board)の構造を示すイラストSMDとCOBの「良いとこ取り」をしたハイブリッドな進化系技術SMDが持つ「優れた色再現性」と「低コスト」の手軽さを活かし、COBのような「高い防水・防塵・耐衝撃性」をプラス品質によっては、LEDの放熱性がやや下がるリスクや、経年劣化によって稀に透明な樹脂が変色(黄変)するリスクがあるう

1. COB(Chip On Board)技術

COB(Clip On Board)の構造を示すイラスト

COBは「Chip On Board」の略で、パッケージを使用せず、LEDチップ(ベアチップ)を基板の上に直接高密度に敷き詰め、その上から透明な樹脂で画面全体をコーティングして一体化させる次世代の技術です。

この方法では、複数の小型LEDチップを一つの基板に密接に配置し、それを一つの発光ユニットとして利用します。

LEDチップは封止材で覆われ、保護されるとともに発光効率が向上します。

特徴

特徴
高密度実装

小型チップを密集させることで、LEDビジョンの解像度と輝度が向上します。

特徴
優れた熱管理性能

基板に直接実装されるため、熱を効率的に放散できます。

特徴
広視野角

チップの小型化と一体化により、視野角が広がり、均一な発光を実現します。

利点

  • 高い信頼性
    チップが密閉されているため、防水性や防塵性が高く、耐久性に優れます。
  • 優れた発光効率
    無駄な光の拡散を抑え、明るいディスプレイが可能です。
  • 軽量・コンパクト
    SMDに比べて軽量で、薄型設計が可能です。

欠点

  • 製造コストが高い
    高密度実装には高精度な技術と設備が必要で、初期コストが増加します。
  • 修理の困難さ
    チップが直接基板に取り付けられているため、故障時の修理が難しいです。

適用範囲

  • 屋内および屋外の高解像度LEDビジョン
  • 小型ディスプレイやウェアラブルデバイス

2. SMD(Surface Mounted Device)技術

SMD(Surface Mount Device)の構造を示すイラスト

SMDは「Surface Mounted Device」の略で、赤・緑・青(RGB)の3つのLEDチップを、あらかじめ1つの小さな「パッケージ(灯体)」に封入し、そのパッケージを基板の表面にハンダ付けする技術です。

1つのパッケージにRGB(赤・緑・青)の3つのチップを収めているため、カラーディスプレイに適しています。

特徴

特徴
標準化された構造

各パッケージが規格化されているため、大量生産が可能です。

特徴
柔軟な設計

パッケージサイズや基板レイアウトを変更することで、多様な用途に対応できます。

特徴
比較的低コスト

COBに比べて製造コストが低く、広く普及しています。

利点

  • メンテナンスの容易さ
    パッケージ単位で交換可能なため、修理やメンテナンスが簡単です。
  • 普及率の高さ
    SMDは市場で最も一般的な技術であり、部品調達が容易です。
  • コストパフォーマンス
    性能とコストのバランスが取れているため、大型ディスプレイに最適です。

欠点

  • 熱管理が課題
    チップがパッケージに収められているため、熱放散性能がCOBに比べて劣ります。
  • 視野角が狭い
    パッケージの形状によって視野角が制限される場合があります。
  • ピッチの限界
    超高解像度を実現する場合、チップ間の距離を縮めるのが難しいです。

適用範囲

  • 大型屋外ディスプレイ(広告、イベント用)
  • 一般的な屋内スクリーン(会議、商業施設)

3. GOB(Glue On Board)技術

GOB(Glue On Board)の構造を示すイラスト

GOBは「Glue On Board」の略で、基本構造は「SMD」と同じです。

SMD技術でLEDパッケージを基板に実装した「後」に、画面の表面全体に透明なエポキシ樹脂(グルー)を流し込んで完全にコーティング・保護する技術です。

この防護層がSMDチップを完全に覆い、物理的な耐久性や環境耐性を向上させます。

特徴

特徴
高い耐環境性

防水性、防塵性、衝撃耐性が向上し、屋外用途に適しています。

特徴
保護層による視覚効果

光の反射や散乱を抑え、鮮明な画像表示を実現します。

特徴
既存技術との互換性

SMDベースであるため、既存の製造プロセスを活用できます。

利点

  • 強化された耐久性
    保護層により、外部からのダメージを最小限に抑えます。
  • 屋外用途への適性
    厳しい環境条件でも安定して動作します。
  • 既存の利点を保持
    SMD技術の柔軟性やコスト効率を維持します。

欠点

  • 透明層による発熱問題
    樹脂層が熱放散を妨げることがあり、過熱の可能性があります。
  • 生産コストの上昇
    樹脂の追加処理が必要なため、SMD単独よりも製造コストが高くなります。
  • 視覚的な影響
    樹脂層の厚さや透明度により、色再現性や輝度が若干変化することがあります。

適用範囲

  • 屋外ディスプレイ(広告用ビルボード)
  • 耐久性が求められる特殊用途(防犯カメラシステム、軍用機器)

4. 技術の比較

特性COBSMDGOB
密度高密度中密度中密度
耐久性非常に高い中程度非常に高い
視野角広い標準広い
コスト高い低い中程度
修理の容易さ難しい容易中程度
熱管理性能優れているやや劣る樹脂の影響で変動
用途高解像度、小型表示大型表示、汎用用途厳しい環境下の表示用途

5. 結論と選択ガイド

COB

高密度で高解像度が必要な場合に最適。例:高級ディスプレイやウェアラブルデバイス。

SMD

コストパフォーマンスが重要な場合に最適。例:広告用大型ディスプレイや会議室スクリーン。

GOB

厳しい環境条件で使用される場合に最適。例:屋外ビルボード、防水が必要な設置場所。

技術の選択は、用途、予算、耐久性、解像度要件などを総合的に考慮する必要があります。
それぞれの技術には長所と短所があるため、特定の条件や要件に応じて最適な選択を行うことが重要です。

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現場管理 川越

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