大型LEDビジョンにおいて温度管理は「画質」や「寿命」の話ではなく、
設備の安全性と事業リスクを左右する最重要項目です。
その重要性を整理してみます。

1. なぜ大型ビジョンは温度管理が重要か 

 大型ビジョン特有の事情として
・高輝度・高密度LED → 発熱量が非常に大きい 
・電源・制御機器が内部に集中 している
・屋外設置・直射日光・風通し不良が多い
・故障=社会的影響が大きい  等が言えます。


2. 温度管理を怠った場合のリスクとしては
① 突然停止・ブラックアウト
・電源の熱保護動作 や制御基板の誤動作 
・ 広告停止・イベント中断・クレーム発生 

② 機器寿命の大幅短縮について
・電子部品は10℃の温度上昇で寿命が約半減すると言われております。 
・電源部・電解コンデンサの液漏れ等も寿命を縮める要因です。 


③ 表示品質の劣化
・輝度低下 ・色ズレ・ムラ・表示欠損(ドット抜け)増加 
 「壊れていないのに見栄えが悪い」状態 


④ 火災・事故等のリスク(最重要)
・電源ユニットの異常発熱
・結露による短絡→発煙 
  行政指導・設置停止・ブランド毀損 


3. 大型ビジョン 温度管理は「予防保全」の要

弊社では大型ビジョンの温度監視をお勧めしております。
遠隔で大型ビジョン内の温度を監視し、夏季の高温が上昇した時には、制御エリアの空調を稼働させ
温度上場に伴う制御器故障を防止しております。(遠隔監視にはWIFI等の通信環境が必要となります)
又、設置している温湿度計からの情報で、ビジョン内温度上昇防止や結露対策(強制換気)も可能となります。

まとめ
LEDビジョンにおける保守作業は「故障対応」ではなく、設備価値・安全性・事業継続を守るための必須業務です。
特に大型・常設のLEDビジョンでは、保守の良否が寿命・事故リスク・総コストを左右します。
「温度センサー+サーマルカメラ」の併用によって、「見える化」した保守作業を推進・実践して参ります。